違いが分からない父、違いが分かる息子

つい先日、誕生日を迎えて6歳となった息子。
つまり、いよいよ来年の4月には小学生となる。
小学生になるにあたって必要になるものは数多くあるが、その中で最たるものといえばやはりランドセルであろう。

ランドセルといえば『男の子は黒、女の子が赤』というイメージが付きやすい。
私が小学生の頃は黒や赤のランドセル以外の色も売られ始めてはいたが、赤や黒の色以外のランドセルを選択する子どもは学年で1人いるかいないかほどだった。
かく言う私は、他の色のランドセルが気になっていたが、「周りと違う色のランドセルで通うことになるけどいいのか?」と親に問われて周りと違う色を選ぶ勇気が持てず、結局は一般的な黒いランドセルを選択した子どもだ。
一方で妻はというと、ランドセル選びのために訪れた店で一目惚れしたピンク色のランドセルを買って貰い、それを6年間大事に使ったそうだ。

今の時代は私や妻が小学生だった頃よりもランドセルの色の種類が多彩になっている。
小学校に入学すれば6年間使い続けるものなので、やはり息子自身が気に入ったものを買ってあげたい。
そうしてランドセルを買うために私・妻・息子で店舗へ。
そこでしばらく悩んだ息子が最終的に選んだのは『緑色』のランドセル。
『緑色』と言っても、黒に近い緑なのでパッと見ると黒色のように見える気がするが、息子曰く「ぜんぜんちがう」のだそう。

なにはともあれ、ランドセル選びは無事終了。
代金の方は親である私と妻が…と思っていたが、私の実家と妻の実家それぞれから「孫にランドセルを買ってあげたい」と申し出があったため、『ランドセルの半額を私と妻が支払い、あとの半額のうち半分ずつを私と妻それぞれの実家が負担する』という形になった。
息子には是非とも皆からのプレゼントであるランドセルを背負って4月からの小学校生活を頑張ってほしいと思う。